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刺繍機における糸切れ その2(一号)

  • 2018年3月29日
  • 読了時間: 4分

一号です

さて表題の話題は別として

最近営業活動に出ておりました際 いろいろツイッタなどで桜の話題が上っておりました

待ち遠しいですね

待ち遠しいとともに 花粉症などで憂鬱な時期でもありますが 弊社は山形県の山辺にありまして

温泉好きの私はよく山辺温泉にひがえっております

写真は山辺温泉の近くにある桜の木ですが 昨年のものです

もう少し待て

もう少し待てばこの桜も咲いてくれるでしょう

ということで糸切れの話題です

これ相当ニッチな話なので なかなか皆さんの反応も薄いですが 刺繍機を扱っていく中では重要な話なので 勝手にだれかの役に立っているものと自己満し進めていきます

前回は糸切れの中でもささ切れの話に触れましたが 今回はぶつ切れです

言葉の通り脈略なくブチッと切れるときの原因に関してです

これブチッと切れるわけですから必ず何かに引っかかって切れるのか もしくは 何かに切断されるということが主原因になります

原因その1.調整台の糸道に何らかの影響から引っかかってしまう>

よくある話ではありますが 糸道は複雑な経路を通り針につながっています

振動的な要素や糸的な要素により引っかかる場合です

禁止など糸の癖の多いもの(まかれたロールから外した場合の癖)により そっちこっちに引っかかる場合はあります

これがいわいるスナールと言うものです

タジマ刺繍機の場合こういった要素にスナール対策としての部品がありこれで相当防げます

しかしながらこれだけが原因ではなく一般の糸でも引っかかる場合が多いので 糸がぶつ切れした場合は どの糸がどこで引っかかっているのかを把握する必要があります

そのうえで 糸台のテンションを強くする事により スナールが発生しにくい状況を作ることが必要と思います

切れる箇所を言い忘れましたが 引っかかることにより釜が糸をかけても糸が供給されないので 天秤以降の切断が多い傾向にありますが もちろん釜の切っ先による切断が多いでしょう

原因その2.目飛びが原因でのぶつ切れ>

これ目飛びと書きましたが 目飛びが起きる原因が根本原因です

目飛びそのものはそれほど起きるものではありません 針釜のクリアランスや 針釜タイミングが推奨状態であれば目飛びがバンバン起きることはないですし たまに目飛びしたとしてもこれが糸切れに直結はしないものです

ただし最終的に縫い状態が悪かったり 糸切れが頻発したりする際にはこの部分を疑うことも必要です

まず目飛び自体の根本原因は機器的状況が正常であった場合 多くはヒットスティッチから発生する糸のよりハズレを意識すべきと思います

前回も話しましたが ヒットスティッチから来る糸の撚りの緩みはいろいろな悪影響を及ぼします

よりが外れた糸は 緩んだ際に癖をもち クシュッとなることを前回書きました

この現象はいろいろなところに発生し 目飛びの原因にもなるのです

通常針釜タイミングの動作は針の後方に糸の緩みもたせ 釜の剣先がこれをすくうわけですが よくあるのは これ本当によくあるのですが 上記のような状態の糸で針釜の際に 針後方のループが前から見て右側に倒れ(巻き付くようなイメージ)てしまい(一般論です 逆もありますのでご注意ください)糸を釜がすくえない場合が多いです

ですので 弊社4号様が以前このブログで投稿したように 針のセットは前面から見て前穴が右に向くようにすることで倒れが発生した糸をすくいやすくしているわけです

これは相当改善効果がありますので試してみてはどうでしょうか

このセット状態は真正面から見て5〜15度の範囲ぐらいが良いようです(もしかしたら4号様と違うことを言っている?これ私の個人的経験からの数字です)

さて最初に根本原因を述べてしまいましたが この目飛びによる糸切れに結びつく現象は 例えば布裏にできた緩みによりクシュッとなったことが引っかかることによって余分な布裏糸が釜に引っかかって切断されていたり このクシュッとなることが針付近で発生することで 糸が針をスムーズに通らないことで天秤の引きにより切断されるようなケースだったり と機器的には正常でもいろいろな場所で悪影響を及ぼすことになります

したがって これが頻発するような糸がある場合は この根本である糸のよりハズレを防止するような 縫いのプログラムだったり 途中で切断を入れるなど一度よりをリセットをしたり もしくは 多少のよりハズレでも縫い自体や品質に影響を及ぼさなければ 目飛びしないように針角度を調整したりこれらのコンビネーションで対応することが良いようです

だいぶ長くなりましたが ニッチな皆さんの その中でも少数な方の役に立てたでしょうか?

さて一号の今後の予定は バッグのこだわりに戻りますが こういうアカデミックな話題も好きなので 次回は何を発信するか検討中です

もしご要望があればご指摘くださいませ

それではまた

一号


 
 
 

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