刺繍 糸切れ要因への対策(ササ切れ編)
- 2018年3月22日
- 読了時間: 4分

一号です
昨日は置賜地区に営業活動を行っていました
山形県の置賜地区はどちらかと言うと 県内でもどちらかと言うと 寒い地区です
寒いというと悪いイメージがありますが そんなことはないですよ
例えば 天元台スキー場はおそらく山形の中でも一番早く滑走可能となりますし 雪質も良いと言われております
なお一号も んー十年前に米沢に住んでいましたので
さて今日は前回の糸切れの話の続きです
この内容は非常に広く深くとても一言で言い表すことができない領域なのですが(弊社一同身にしみてわかっていますが)そこは強引に適切にこの話をしていきたいと思っています
そこで今回は糸切れの中でもササ切れに関しての対策です
ササ切れはこの写真を見てもわかりますように最終的には毛羽立った状態になり切れることになりますが大きく分けて
①天秤以前の糸道の経路に糸に損傷を与えるようなバリやエッジなどの存在
これに関しては 糸道経路を指で触れば分かる場合が多いです
また糸を手で引っ張ったときの糸から伝わるいわばガリガリといった雑音的なもの(スムーズに抵抗なく糸が来ない)からどこから発生しているのか絞り込むことはそれほど難しいことではないです
ただしこの場合からササ切れになる可能性は以下の②より確率的にはより小さいと思います
②天秤以降の要因による場合>>特にこっちの要因のほうがよりディープで 発生頻度多い感
②−その1 エッジの存在
その1として 糸が何らかの相手に対して 何度も往復運動を行うことで発生することが多いです
①の場合はある一度通る一定経路を通ったとき糸に損傷を負わせることで発生しますので より 発生位置の絞込はわかりやすいし相当その一にエッジ的な存在がある場合が多いです
しかしこの②モードでの糸切れは 発生するモードとして糸が何度も該当するエッジ的なところを往復することで損傷を受けます
したがって エッジ的な存在そのものが小さくても 複数回の往復により糸切れが発生するため エッジの特定が難しい場合が多いです
確認の必要な場所として 釜の外観部に傷がある場合や 針板の穴 布押さえの穴周囲に傷があっても同様のことが発生します
以下の写真で赤でマークした箇所ですね

②-その2 糸に針が悪影響を及ぼすとき
これもなさそうに見えますが実際はあるんですよ
これに関しては私の知る限り少なくとも2つの場合分けがあるとおもいます
その一つは 自分(針)で自分(糸)を縫う場合です あまりない場合わけではありますが
特定の一で発生するなどのモードのときはその縫い位置を変えられるのなら若干でも変えてテストしたほうが良いかと思います
もう一つは 縫い方向による糸のよりの変化から発生する場合です
一言で片付けるのはかんたんですが この発生原因は縫いそのものなので変えられない場合が多いです
というのも刺繍機が縫っていく方向により 糸のよりを緩めていったり きつくしたりすることがあるのです これがいわいるヒットステッチなるものです
一般的にはこの良くない方向に縫っていくことを続けると(ヒットスティッチを続けると)糸が縫いのたびに撚り(より)が外れてきます そのことが原因で針前後の糸が緩んだとき(天秤がゆるましたとき)糸がクシュっとなってしまいます
もちろん縫いが継続するので クシュっと縮絡まった糸を天秤が引き戻し また クシュっとなってを繰り返し そのたびに針穴を行ったり来たりするわけです
ヒットスティッチが連続しないときはこの針穴を行ったり来たりしても大した影響はないのですが このヒットスティッチを伴った糸の撚りハズレ状態では悪影響が発生してしまいます
したがってこの場合は ヒットスティッチを連続させないようなプログラム作成や 途中で糸切りをわざと発生させるなど工夫が必要となるケースも有るようです
糸は2本の糸をよることによってできていますが この撚りが外れた状態の糸は 更に 釜をくぐるとき 片方のみ釜をくぐってしまいもう片方が切れるというケースもありますので 非常に厄介です
たまたま切れない状態で縫いが成功したと思っていても 糸そのものに毛羽立つような損傷があるため 刺繍後の状態も悪く 艶がない物となってしまうので これら悪影響が発生しないような工夫や問題部分の対処対応をしていくことが大切です
さて次回はぶつ切れに関してその要因を解析したいと思います

















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